[日本再入国]ウィズコロナ・イタリアだより vol.8-2021

モザイクを巡る旅

コロナ禍で日本帰国(日本再入国)に関し、準備すべき事項は、日本政府が求める正式書類とPCR検査です。

検体採取が出国前72時間以内


再入国に必要なPCR検査は、これまでイタリアの薬局で受けた費用20ユーロ前後の簡易PCR検査(鼻ぬぐい)ではなく、日本政府指定のPCR検査方式で、かつ、PCR陰性証明書には、パスポート番号、検査時刻、医師のサイン等の記入が必要です。

Poliamburatorio

どこで正式PCR検査がいくらで受けられるのか?

イタリア人に調べてもらい、Poliamburatorioというカテゴリーのプライべート検査機関(診療所)で検査を受けました。結果が出るまで数時間かかります。費用は約80ユーロ、+即日検査結果費用が加算となり、150ユーロほどかかりました。日本とあまり変わらないですね。
薬局や、医師で受けたPCRでも、日本政府の求める検査法で、書類事項に記入できれば問題ないと思うので、その点は、各自詳しく確認してください。

”検体採取が出国前72時間以内”とは、日本到着までの時間が72時間内です。しかし、途中飛行機の遅滞等があった場合はどうなるんでしょう??

帰国 ローマ・フィウミチーノ空港 往来も少しづつ回復
ローマ・フィウミチーノのBarでイタリア最後の昼食 
セルフサービスのフードコーナ内に着席時もグリーンパス提示を求められます。テイクアウトは別。スマホのバーコードを係員がスキャンする仕組み。日本の紙のワクチン接種済証明書は、まだ認知が低いので、いちいち言葉で説明します。

イタリア流儀にながされべからず


「このPCR検査はいつものじゃなくて、医師のサインが入った書類が必要なんだよ。」友人に念を押していました。「予約したよ!予約がいっぱいで、ラヴェンナの隣町まで行くけど、予約できたから大丈夫だよ。」
「ねぇ、いくらだった?いつものPCRとは違うから80ユーロ位するらしいよ。」と言った途端、無言で、「もう一度書類を見せて」だって。
結局、プライベート検査機関に予約を取り直したのが、ラヴェンナ出発前日、ギリギリセーフの最終確認でした。

厚生労働省のWEBサイトには、再入国に必要なPCR検査について項目が列挙してあります。でも素人には、検査内容までわかりにくいのですね。おおらかなイタリア気質を丸呑みせず、確認しましょう。入国できず困るのは自分です。

日本再入国 ローマ・フィウミチーノ空港
カタール航空搭乗前 チェックインのみならず、係員のいるゲートでは都度グリーンパスと陰性証明の提示が求められました。

ローマ出発

フライトは、カタール航空。チェックイン前日に、カタール航空からメールで、”円滑なチェックイン作業のため、PCR書類を事前に送ってほしい” とメールが入っていました。

出発前スマホSIMが切れかけていたり、電波が遅かったり、普段なら当たり前にできる事務的仕事も、旅先では大きなストレスになるもの。PDF書類添付に手間取ったり、イライラが募ります。その上出発間際は、感情も高まり、荷物が多かったり、気持ちが散漫です。パスポート紛失や、くれぐれもニアミスしたりしないよう、気をつけましょう。

ローマ・フィウミチーノでは、昨日苦労して書類添付したにも関わらず、チェックイン時に、グリーンパスと、PCR検査書類の提示が求められました。
私はグリーンパスではなく、日本政府発行のワクチン接種済証明書とPCR検査陰性証明。ゲート搭乗前と、飛行機搭乗前にも同様の書類を求められました、厳重です。ドーハ までのフライトは、4列シートを一人で利用できました。ドーハ から成田も空いていましたが、中学生くらいの日本人の子どもの遠征隊が同乗していました。コロナ禍でも動く人は動いている。

フィウミチーノ空港 フードコートで見つけた時計 おしゃれ!
ドーハ 乗り継ぎ
出発前購入した30日間有効のスマホSIM(Three)が切れ、帰国直前数日は、楽天モバイルの海外でも使える2GBを試しました。イタリアではサクサク使えたんだけど、ドーハ ではつながらない。帰国後楽天に確認すると、カタールは対象外だそうです。壊れていたわけではなかった。乗り継ぎ時こそSIMは役立つので、次回はもう少しスタディしたい。カタール空港のフリーSIMは接続項目の入力がわりと面倒ですし、WiHiがないと入力できません。
カタールから成田へフライト搭乗前 陰性証明とグリーンパスのチェック

成田到着前

乗り継ぎのドーハ〜成田は、JALとの共同運行便でした。機内で、日本入国に関する書類一式が配られました。誓約書は事前にダウンロードしたものを持っていました。同じ書類でした。見落としていたのは、3種類のアプリのダウンロード。【質問票Web】に記入の上、【COCOA】と【MY SOS】というアプリを成田入国前に入手しなければならないそうです。カタール機内の無料WiHiは何度試みてもうまく使えず、到着前のダウンロードはあきらめました。

新型コロナウイルス感染症対策 質問表は、WEB上のフォーマットに記入し、バーコードを成田で係員に見せる仕組み。

質問票Web/MySOS/接触確認アプリCOCOA

成田到着後、飛行機から降りて係員の指示にしたがって列に並びます。トイレに行くこともできず、そこから、帰国者向けの再入国手続儀式きが始まりました。トイレはその後一通り通過の流れ説明を受けた後に、係員に同伴され行く事ができました。この領域からPCR検査終了までの撮影は不可。

成田でスマホが接続しても、WiHiに繋がっていないために、アプリのダウンロードができませんでした。その旨を係員に告げると、「成田空港の無料WiHiにつないでください。登録しなくても使えます。」セキュリティー面で空港WiHi使いたくないのですが、仕方ないので接続し、求められるアプリのダウンロードを実行しました。


ところでスマホを持っていない場合はどうなるのか?

自費でスマホ強制レンタルです。事前に書類に署名させられます。

再入国儀式は、何枚もの誓約書に記入、面接、アプリ毎の動作確認が、それぞれのブースや部屋で一つ一つチェックされる流れです。都度移動し、成田空港内を歩き回るので、足の悪い人にはサポートがつくのか心配になるほどでしたし、エレベーターのボタンを押したり、衛生面でも不安が残りました。すべての書類とアプリチェックが終わるまで、1時間強。それからPCR検査へ進みます。

成田・抗原検査

手袋をした係員から唾液採取用のジョウゴを渡されます。選挙ブースのような個別に仕切られたブースに進み、そこで、ジョウゴに向かって唾液をペッペッペと吐くのが抗原検査です。太めストロー位の管に2センチ近く。飛行機降りてから飲み食い禁止ですし、簡単に唾液がたまるわけでもなく、、。壁には梅干しとレモンの写真が貼ってありますが、私には効果なく、、。

係員に「泡ばかりですね〜。」と言われつつもう一度ペッペ。次の人がつまっているわけではないので、時間がかかっても平気な様子でしたが、そのうち、「鼻ぬぐいもできますよ。」というので、鼻ぬぐいに切り替えてもらいました。
唾液をペッペとブースで吐くわけですから、ブース内壁面を、誰が掃除しているんだろうと、不衛生な印象を受けるのです。ジョウゴも係員が袋から破って裸で渡されましたし、、。

鼻ぬぐいの係員からは、「鼻ぬぐいはしたことありますか?」と聞かれ、「はい、イタリアで何度か受けました。」というと、「日本はもっと奥まで突っ込みます。」長い綿棒の軸をココまでと指し示し(ウス笑を浮かべたような表情で)検査実施。左右奥まで突っ込まれたかと思うと、最後は五秒停止でした。イタリアの淡々テキパキとした薬局PCR検査に比べ、陰湿な印象。個人的な見解ですけれども、、。

PCR抗原検査が終わると広い部屋に流され、椅子に座って番号を呼ばれるまで小一時間待ちます。陰性結果の場合には次に進み、赤い紙を渡され、紙とパスポートを持って入国審査へ進み、ようやくスーツケースのゲートへ出られました。

飛行機を降りてから、PCR抗原検査終了結果後、手荷物を受け取り空港外へ出るまで、約2時間のコロナ禍再入国の手続き(儀式)でした。

成田到着〜14日間待機機関 

入国した次の日から数えて「14日間」は、感染拡大防止のために検疫法に基づき、行動制限かかかります。

成田空港から自宅まで公共の交通機関の利用はできません。
ワクチン接種済証明書を持っていても、同様に(なぜか?)14日間待機義務が発生します。(では、ワクチン接種の意味がないと証明しているのと同じではないか???)

成田から都内までの移動。調べると、帰国者専用リムジンバスというサービスが都内ホテル泊を条件に予約できたので、利用を検討しました。成田まで迎えに来てもらうのは遠いからです。
でもバスは21:00出発。カタール便は18:30成田着でしたから、バス発車時間まで間に合いそうにありません。幸い遠くても家族が迎えに来てくれると言ってくれました。乗降客はまばらでしたがそれでも、空港から出られたのは21:30をまわっていました。

MySOSアプリにて14日間位置情報確認

家に着いて真っ先にすべき事は、MySOSの現在地登録です。
アプリのボタンを押して、現在地住所を登録。登録後の翌日から14日間ですので、押し忘れたら自然、待機期間が長引くというシステムのようです。成田で押しちゃえと思ったら、「ココで押すと成田の住所が登録されてしまいます、」だって。
翌日から14日間、アプリさんに管理されます。日に3〜5回程度、【現在地の確認】、【家族の健康状態報告】と、居所確認の【ビデオ録画】が入ります。アプリから連絡きたら、速やかに反応しないとなりません。びっくりは無人AIから毎日30秒間顔のビデオ録画。家の中にいるかのチェックです。女性に不評のビデオ録画ですね〜。これ、待機終了後の個人情報管理、削除等速やかに行なっているか疑問が残ります、、。

後記

コロナ禍でも、イタリア研修を終え、帰国し、14日間の自宅待機も無事に終えることができました。【デジタルワクチン証明書】が発行されるまで、まだ旅行レベルの渡航は難しいというのが正直な印象です。でも、日本の外へ思い切って出てみれば、人々の暮らしはあるわけですし、ロックダウンを経験しているイタリアは、日本より人々の衛生的道徳意識は高いと感じます。

コロナ禍の日本再入国


コロナ禍の帰国について
JAL国際線サイト情報がわかりやすくまとまっています。

日本へご出発のお客様へーJAL国際線2012年10月4日更新)

水際対策に係る新たな措置について 外務省

水際対策に係る新たな措置について 厚生労働省

成田空港検疫所での抗原検査受診の手順

日本医師会会長 会見 抗原検査キット「陰性確認は難しい」(2021年10月20日TBSニュース)



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