疫病退散祈願
2020 日本の妖怪アマビエさん
「疫病は流行ったら私の写し絵を早々に人々に見せよ」
江戸の終わり頃、肥後の国の海に夜な夜な姿を表したと言う、江戸時代の妖怪半人半魚、話題のアマビエさん。新型コロナウイルス感染拡大防止祈願として皆に続いて制作しました。
当初、アマビエさん単体をモザイクアートで作り、工房外壁に貼ろうと考えました。しかし、アマビエ さんの独特の空間感や、お姿には、肥後の海背景が不可欠と感じ、原画イメージをそのまま生かす方針に切り替えました。
和紙に墨でさっと描かれた雰囲気を、モザイクアートで表現したいと思いました。アマビエさん原画イメージを、継承したデザインです。
モザイク制作を始めると、私の右側にドヤドヤと、なんと、アマビエ様御一行が降りてこられ、近くで、楽しそうに、酒盛りを始められたように感じました。
アマビエ様は、複数神なのでしょうか。制作を、見守って下さる様子で、嬉しくなりました。
制作では、こうしたいという自分の左脳意思と、天の不思議な力の融合を心がけています。まだ見ぬ領域を形あるものにするために、無を受け入れる領域幅を残しています。
岡田七歩美モザイクアート作品
タイトル:厄病退散祈願アマビエ ・モザイクアート制作:2020・4
材料:タイル
サイズ:w45x h50x d3cm
支持体:パネル
アマビエ原画:京都大学附属図書館収蔵
Amabie Mosaic Art, Nahomi Okada 2020
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