ぶどう酒の神ディオニソス　モザイクアート

ギリシャ神話（ディオニソス ）・ローマ神話（バッコ）

ディオニソス/Dionysosとは、ギリシャ神話に登場する豊穣とブドウ酒と酩酊の神様です。イタリアに伝わり、ローマ古来の多産の神リベール/Liberと結びつき、直感的で官能的、奔放な芸術表現の酒神バッカス/Bacco （バッコ）として親しまれています。

モザイクアートの主題

ギリシア・ローマ時代、モザイクアートの主題は、神話、狩り、動物、哲学、漁、戦いの場面などが描かれてきました。

酒神バッコのモザイクアート　ローマ国立博物館 – マッシモ宮のカタログより

酒神バッコのモザイクアート　ローマ国立博物館 – マッシモ宮のカタログより

ぶどう酒の神　ディオニソス：ヘラの怒りを避け遠い地で育てられたディオニソスが、インドから蔓とぶどうで飾った戦車をヒョウにひかせ、奇妙な行列で戻ってくる図　チュニジアのモザイク

ぶどう酒の神　ディオニソス 　モザイクアート　制作：岡田七歩美2019 ©️

モザイクと出会い２４年　神話への理解広がる

モザイクは、歴史事項や固有名詞を覚えるのが苦手な岡田七歩美に、西洋の文化を幅広く目に見える形で魅せてくれる対象でもありました。
留学初期にはまだイタリア・ルネサンス界隈をうろうろしていた美術の興味は、モザイクアートを通して、その起源へ、根元なる世界へと、私を遠くへ遠くへと誘ってくれたのです。

モザイクと出会い２４年目。私の中にも、神話や、西洋の神様の世界がひもとかれはじめ、モザイクアートへの理解がさらに深みを増してきています。

内装タイルを材料にしたモザイクアート表現は、２０１６年より開発着手しました。作品「ディオニソス・ナホミン 」では、タイルモザイクアートの表現が、ひと段落した区切りの意味合いもあります。制作：岡田七歩美２０１９

作品「ディオニソス・ナホミン 」第二回モザイクアート作品展より　澤乃井ガーデンギャラリー　２０１９年

タイルアート表現がひと段落

本作品により、２０１６年より新たに開発着手した、１０角内装タイルをモザイクアートの材料に用いた”タイルモザイク”の表現が落ち着き、静かに開花してくる手応えを得ました。より一層、制作へ励みます。

神話参考資料：「ギリシア・ローマ神話」　マイケル・マクローン　創元社/「ギリシア・ローマ神話ものがたり」　コレット・エスタン＋エレーヌ・ラポルト　創元社

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Title [Dionysos Nahomin]
Serie: Mosaic Nahomin※
Nahomi Okada : Original Art  in Japan 2019
mosaic art : tiles
size:

Mosaic Nahomin is a character of Mosaic artist Nahomi Okada.  She stood alone a character in 2011. Mosaic Nahomin has a sketch of a notebook from my Art High school. Nice to meet you.

作品：「ディオニソス・ナホミン 」
シリーズ：モザイクナホミン ※
制作：岡田七歩美
制作年：２０１９年
材料：タイル
支持体：スタイロフォーム
日本製