ナホミモザイコです、1年ぶりに第二の故郷イタリアへ飛んできました。北はフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州、南のカンパニア州まで文字通り、古代ローマ時代のモザイク芸術から、現代のモザイクアート表現まで、みっちり視察した実り多き旅路でした。
それぞれのご紹介は後日順次まとめるとして、3週間の日程をメモします。
出発はハプニングの連続 成田〜イスタンブールS/O〜ボローニャ
令和7年3月24日(月)野方始発・日暮里乗り換え京成スカイライナー1号成田行き。ターキッシュエアーラインTK051イスタンブール行きは、10:20発の定刻を1時間半遅れで出発しました。イスタンブールに着いて判明するのですが、まさにその日市内で起こった抗議デモ(イスタンブール・イモマール市長汚職容疑の逮捕・監獄に抗議する、トルコ・エルドラン大統領の反政府デモ)の影響ではないかと思います。
ターキッシュエアー利用なので、イスタンブールに1泊ストップオーバー(S/O)することにしています。出発まで思いがけない番組収録の準備に追われ、ギリギリに早朝フライトのためにリムジンを羽田行きに予約!?ストップオーバー時預け荷物を一旦引き取る必要があるか。確認のために、ターキッシュエアーラインに電話したことで、出発は【成田】であることに気がついたのでした(💦。)
イスタンブール到着時では、空港からホテルまでBookingで予約していた空港タクシーに旧市街に入る手前で降ろされるというハプニングに直面し(デモの影響)。翌朝目的のアヤソフィア・モスクを視察後、身の安全を確保するため、速やかに空港に戻り、イタリア・ボローニャに入りました。

ポルデノーネ〜スピリンベルゴ〜アクイレイア
ボローニャ到着後、一旦ラヴェンナの友人宅にお世話になり、翌日イタリア北東部の
フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州ヘ向かいました。昨年秋、来日したイタリアの友人達とその夜はポルデノーネの郷土料理を楽しみ、翌朝星形の要塞で知られるパルマノーヴァに立ち寄り、アクイレイア遺跡へ向かいました。
アクイレイアは、ラヴェンナ留学時代から数えて3度目。来る度に街と美術館がきれいになっています。

午後はポルデノーネに戻り、そこから車で30分のスピリンベルゴへ向かいました。スピリンベルゴの街には、ラヴェンナと並び、世界的に有名なモザイクの学校があります。友人が素晴らしいよと連れて行ってくれたのでした。ラヴェンナ留学時代(それははるか昔、、。)に一度来たことがありました。創立100周年を迎えた学校は、床から壁、学校全体が生徒の実習によるモザイク作品で埋め尽くされたモザイク芸術の宝庫でした。古い時代の複製モザイクから現代のモザイクアート手法まで、あらゆる時代のモザイク芸術作品に接することができます、有料で拝観できます。

フィレンツェ語学研修とサン・ジョヴァンニ洗礼堂修復ガイドツアー
2週目はフィレンツェへ。4年ぶりにイタリア語コースに入ってイタリア語のブラッシュアップです。会話はなんとか上級でもついていかれるものの、文法をもう一度おさらいしたいので、中級クラスにしてと申し込んでいました。初日を終え、顔馴染みの先生に捕まって、翌日から文法も上級クラスに放り込まれました(😅)。サンタ・クローチェ広場に面する語学学校スクオーラトスカーナは5回目のリピート。超優秀な講師勢揃いで大のお気に入り。あまり人気が高まると困っちゃいますが、別途ご紹介したいです。
フィレンツェでも旧友との再会を果たし、充実した毎日。次の目的地ローマに移動する午前中、幸運にも修復中のサン・ジョヴァンニ洗礼堂の修復ガイドツアーに参加することができました。フィレンツェ大学建築科で教える友人からの情報で、午前と午後各10名しか参加できないツアーに申し込みがで来ました。詳しくは後日また。
ローマ〜ポンペイ〜サレルノ

1話で3週間の旅路を書く予定が、長くなってきました。
友人達の案内で、古い時代のモザイクから新しい時代のモザイクアートまで、巡り歩くことができた旅路でした。予定では、タロット・ガーデンに行きたかったのですが、友人の都合で遠出ができず、代わりにローマ近郊の古代遺跡、ルークス・フェローニエという遺跡に連れて行ってくれました。イタリア人にもほとんど知られていない遺跡のようです。ルークス・フェロニーエは、状態の良い黒白のモザイクが残っていて、見事でした!その上無料です。その後ナポリに下り、15年ぶりにポンペイ遺跡も訪ねました。南イタリアの真珠、ソレント近くのヴィエトリという陶器で有名な街も案内してもらい、ラヴェンナに戻りました。
長くなるので、旅の後半は次回に。
東京に戻り、いよいよナホミモザイコ令和7年度、春のモザイクアート・クラスがスタートします。今年は年初から新しいお客様に恵まれ、また4月からも新規生のお申込みをいただいております。皆様、ありがとうございます。これからも、モザイクの広い魅力を最先端で吸収し、日本でお伝えして参りたいと思います。よろしくお願いします。

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