ウィズコロナ・イタリアだより vol.1-2021

モザイクを巡る旅

七歩美モザイコです。ウィズコロナ、アフターコロナ。コロナ出国の困難を乗り越えて、イタリア視察に来ています。
モザイクを学んだ故郷、古都ラヴェンナで本場のモザイクアートに触れ、イタリア語の故郷フィレンツェで、イタリア語力をブラッシュします。

ラヴェンナ・サンタポリナーレ・イン・クラッセ

ウィズコロナ・イタリア渡航準備

1)パスポート(残存有効期間6ヶ月以上)

2)新型コロナウイルス感染症 予防接種証明書(Vaccination Certificate of COVIDー19)

3)EU Digital Passenger Locator Form (dPLF) (イタリアに入国する旅行者のためのデジタル旅客位置情報フォーム)

4)AUTODICHIARAZIONE GIUSTIFICATIVA PER L’INGRESSO IN ITALIA DALL’ESTERO (イタリア入国申告書)

5)PCR検査陰性証明書(必要に応じ渡航前か渡航後に実施)

6)Tampone Antigenico Rapido(PCR検査、鼻ぬぐい法)

2)新型コロナウイルス感染症 予防接種証明書(Vaccination Certificate of COVIDー19)

2回ワクチン接種後、ワクチン接種済証とパスポートを準備の上、各市町村窓口にて申請する。当面は、海外渡航者向けとされ、紙書類が発行される。中野区は、日本の中でもワクチン接種体制が早くまた、ワクチン接種証明書申請は、令和3年7月26日より開始されました。

ワクチン接種証明書は、EUワクチン接種済証明のグリーンパスと同等とされる書類※ 

リンク参照>(イ)(イタリア入国のための)公共交通機関に乗る際、運行者及びコントロールを担う者に対し、日本の地元保健当局が発行したCOVID-19グリーン証明書(※2)のいずれか一つ又は同等の証明書を提示すること。これらの証明書はデジタル又は紙のフォーマットで提示される。

3)d PDFについては、上記リンク先を参照し入力 >チェックイン時や、入国審査で提示を求められる。

4)Autodichiarazione Giustificativa per l’ingresso in Italia dall ’estero(イタリア入国申告書)

入国申告書の書類は、インターネットで調べたものの、出国前、必要か否かが不透明な書類だった。ネット上で見つけた用紙は古いフォーマットのようだったが、念のために記入し、出発に備えた。


ドーハ (カタール)から乗り継ぎ、ローマ行きの機内で同書類の最新版が配布された。もう一度記入し、dPLFのコピーと共に入国審査で提出。必要書類が揃っていたので、問題なくイタリア入国できた。※用紙はイタリア語・英語。滞在先の連絡先などの記入事項もある。

5)今回利用したカタール航空では、搭乗前PCR陰性証明・ワクチン接種証明の提出義務はないとされていたが、ワクチン接種証明書と、イタリア入国申告書、d PDF等、イタリア入国に必要とされる書類は、成田チェックイン時に確認された。イタリア入国申告書類が無い場合には、係員が国毎に必要用紙を配布していた。書類チェックのために通常のチェックインより時間がかかった。

6)Tampone Antigenico Rapido(PCR検査、鼻ぬぐい法)

イタリア入国後48時間内に、薬局(Farmacia)でPCR検査、鼻ぬぐい法を受ける。要予約・すべてのFarmaciaで実施しているわけではない。イタリア人15€・保険証の無い者22€。

ウィズコロナ・成田出国〜カタール〜ローマ フライト予約

2021年5月時点でイタリア行きフライトは、JALとカタールが格安航空便でも、予約変更無制限のサービスを提供していた。

当然サービスの行き届いたJALを検討したのだが、ロンドン経由便だけだった。ロンドン乗り継ぎ審査は厳しいのが定説。JALより安価で南周りのカタールを選んだ。当初7月オリンピック前のフライトを予約していたが、2回のワクチン接種完了と接種証明書交付を待って、フライト調整した。

成田出発・ローマ到着



カタール空港は2019年11月に続き二度目の利用。乗り継ぎイメージはできる。22:30発成田。18:00過ぎには成田へ着いたが、18:00の時点で、その日のフライトは3便を残すのみだった。閑散とした成田でチェックインを待つ。

チェックインでは、渡航先毎に厳しく必要書類をチェックしていたので、通常以上の時間がかかっていた。乗客は、35%位だろうか。カタールまでのフライトでは、4列シートを一人で利用できた。

早朝4時カタール着で4時間の乗り継ぎ。朝早く空港内でトランジットをポツンと待つのが不安だったので、ラウンジ利用を検討していた。世界一のホスピタリティーを誇るハマド空港のDutyFree Shopは早朝でもオープンしていて、空港内は明るく、行き交う人も予想より遥かに多く、活気があった。

アフガニスタン政権崩壊直後のフライトで、富裕層が国外逃避を始めたのだろうか。中東・アフリカを始め肌の色が濃い人種の民族色豊かな服装の人々が行き交っていた。
乗継時間のほとんどを、事前購入したスマホのsim設定に費やしてしまったのに、うまく設定できなかった。

ガラケーからスマホにして初めての海外渡航。
FAX時代に留学していた私にとって、時代の変化に伴う手間時間の空転(sim設定に費やす時間等)は、便利か不便利か、疑問が残る。

成田〜ドーハ 間

カタール〜ローマのフライトも30%程度の密度なのに、けっこう詰めた座席配置だった。私の席窓側では、本来3シートを一人で利用できる予定だったが、通路を挟んだ中東人が通路側に座ってきた。窓から砂漠を見下ろせる位置で、移動も面倒だったので、そのままカタール上空の景色を楽しんだ。

イタリア入国

イタリア入国について、万全の下調べの上、必要書類を準備ました。結果、問題なく通過できました。時間を持て余し気味の入国審査周辺にいる係員も、日本人だとわかると、「パスポートをみせて」と興味深げにパスポートのページをのぞき込みながら、いちいちかまってきた様子に、再びイタリアに戻ってこられたんだと思うと同時に、気持ちを引き締めました。

さて、一年越しの計画で、着陸したローマ・フィウミチーノ空港。

空港まで迎えに来る予定の友人が家事都合で突然来れなくなってしまった。
やっと繋がったスマホを駆使し、ローマ到着後の予定を変更。20年来のローマの友人に事情を話し、その夜お世話になれるか伺う。
いつもより多めに用意した荷物を持って、40度近いフィウミチーノのバールによって炭酸水を買い、フィウミチーノから友人が迎えに来てくれる駅までの切符を買って、列車に乗り込んだ。

ワクチン接種証明は、イタリアのグリーンパスと同等なので、イタリア到着後、すぐに、公共の移動手段を使っても問題はない。

イタリア外務省 情報
Focus: Cittadini Italiani in rientro dall’estero e cittadini stranieri in Italia

ラヴェンナ2021 サンヴィターレ寺院


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