[北から南モザイク三昧の旅]イタリアだよりvol.1-2025

モザイクを巡る旅

ナホミモザイコです、1年ぶりに第二の故郷イタリアへ飛んできました。北はフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州、南のカンパニア州まで。古代ローマ・初期キリスト教時代のモザイク芸術そして、現代のモザイクアート表現まで。友人達の協力を得て視察が叶った実り多き旅路でした。

それぞれのご紹介は後日順次まとめるとして、3週間の日程をメモします。イタリア出張記前半です。

出発はハプニングの連続 成田〜イスタンブールS/O〜ボローニャ

出発の朝

令和7年3月24日(月)野方始発・日暮里乗り換え京成スカイライナー1号成田行き。ターキッシュエアーラインTK051イスタンブール行きは、10:20発の定刻を1時間半遅れで出発しました。イスタンブールに着いて判明するのですが、その日市内で起こった抗議デモ(イスタンブール・イモマール市長汚職容疑の逮捕・監獄に抗議する、トルコ・エルドラン大統領の反政府デモ)の影響ではないかと思います。

往路はイスタンブール一泊ストップオーバー(S/O)

ターキッシュエアー利用は2012年以降初めて。せっかくなので、イスタンブールに1泊ストップオーバー(S/O)することにしました。出発まで思いがけないテレビ番組収録の準備に追われ、出発前日、練馬駅発4:55羽田行きリムジンを予約しました。さて、ストップオーバー時に預けた荷物を一旦引き取る必要があるのでしょうか。チケットを購入したH.I.Sのマイページからは一応確認していたものの、念を入れて、ターキッシュエアーラインに電話した時に、出発は【成田】であることに気がついたのでした💦。

夜景が美しい【金角湾メトロ橋】新市街でタクシー降ろされ、歩いてボスポラス海峡を渡り旧市街入り。Googleマップではそこから徒歩30分のホテルへ、、。イスタンブール2025/3/24

イスタンブール予約タクシー旧市街前で降ろされる羽目に

18:00着を大幅に遅れ20:00近くにイスタンブール空港到着。夜暗くなってからの到着なので安全のため、空港からホテルまでBookingでタクシーを予約していました。ところが、空港タクシーに旧市街に入る手前で降ろされるというハプニングに直面💦(デモの影響)。いかなる車も警察に足止めされ、旧市街に侵入できないというのです。荷物を抱え、地下鉄と並行して走る金角湾メトロ橋を歩いて渡る羽目になりました。旧市街に入ってから、グーグルマップが示す通り30分仕方なく歩こうとしました。途中いたタクシーに交渉して乗り込みホテルまで運ばれましたが、若干ボラれたとは思います。
翌朝目的のアヤソフィア・モスクを視察後、身の安全を確保するため、やはりホテルからタクシーを予約し(若干高め)速やかに空港に戻り、イタリア・ボローニャに入りました。

ポルデノーネ〜スピリンベルゴ〜アクイレイア

アクイレイアへ

ボローニャ到着後、一旦ラヴェンナの友人宅にお世話になり、翌日イタリア北東部のフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州ヘ向かいました。昨年秋来日したイタリアの友人達とその夜はポルデノーネの郷土料理を楽しみ、翌朝星形の要塞で知られるパルマノーヴァに立ち寄り、アクイレイア遺跡へ向かいました。

アクイレイアは、ラヴェンナ留学時代から数えて3度目。来る度に街と美術館がきれいになっています。

アクイレイア考古学博物館 モザイク芸術 マイクロモザイク 2025 Nahomi Mosaico

スピリンベルゴ・スクオーラ モザイチスティ デル フリウリ

午後はポルデノーネに戻り、そこから車で30分のスピリンベルゴへ向かいました。スピリンベルゴの街には、ラヴェンナと並び、世界的に有名なモザイクの学校があります。友人が素晴らしいよと連れて行ってくれたのでした。ラヴェンナ留学時代(はるか昔)に一度来たことがありました。創立100周年を迎えた学校は、床から壁、学校全体が生徒の実習によるモザイク作品で埋め尽くされたモザイク芸術の宝庫でした。古い時代の複製モザイクから現代のモザイクアート手法まで、あらゆる時代のモザイク芸術作品に接することができます、有料で拝観できます

Scuola Mosaicisti del Friuli 2025 Nahomi Mosaico

フィレンツェ語学研修とサン・ジョヴァンニ洗礼堂修復ガイドツアー

2週目はフィレンツェへ。4年ぶりにイタリア語コースに入ってイタリア語のブラッシュアップです。会話は上級でもなんとかついていかれるものの、文法をもう一度おさらいしたいので、中級クラスを希望していました。初日を終え、顔馴染みの先生に捕まって、翌日から文法も上級クラスに放り込まれました😅。サンタ・クローチェ広場に面する語学学校スクオーラトスカーナは5回目のリピート。超優秀な講師勢揃いで大のお気に入り。あまり人気が高まると困っちゃいますが、別途ご紹介したいです。
フィレンツェでも旧友との再会を果たし、充実した毎日。次の目的地ローマに移動する午前中、幸運にも修復中のサン・ジョヴァンニ洗礼堂の修復ガイドツアーに参加することができました。フィレンツェ大学建築学部で教える友人からの情報で、午前と午後各10名しか参加できないツアーに申し込みがで来ました。詳しくは後日また。

ローマ〜ポンペイ〜サレルノ

ローマ近郊 ルークス・フェロニアエ 古代ローマ遺跡 建築家の友人と 2025 Nahomi Mosaico

1話で3週間の旅路を書く予定が、長くなってきました。
予定では、タロット・ガーデンに行きたかったのですが、友人の都合で遠出ができず、代わりにローマ近郊の古代遺跡、ルークス・フェロニアエという遺跡に連れて行ってくれました。イタリア人にもほとんど知られていない遺跡のようです。ルークス・フェロニアエは、状態の良い黒白のモザイクが残っていて、見事でした!その上無料です。その後ナポリに下り、15年ぶりにポンペイ遺跡も訪ねました。南イタリアの真珠、ソレント近くのヴィエトリという陶器で有名な街も案内してもらい、ラヴェンナに戻りました。
長くなるので、旅の後半は次回に。

旅の後半はまた次回へ


東京に戻り、いよいよナホミモザイコ令和7年度、春のモザイクアート・クラスがスタートします。今年は年初から新しいお客様に恵まれ、また4月からも新規生のお申込みをいただいております。皆様、ありがとうございます。これからも、モザイクの広い魅力を最先端で吸収し、日本でお伝えして参りたいと思います。よろしくお願いします。

ローマ近郊カペーナ市のモザイクアート。タイルを使った現代のスタイルが魅力。とっても可愛い街でした!2025 Nahomi Mosaico

つづき [北から南モザイク三昧の旅]イタリアだよりvol.2-2025

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