教室の歩み・講師について

モザイクアート教室

つくることを、続けられる形へ

ナホミモザイコは、
技法を教える教室としてではなく、
つくる時間を、生活の中で続けられる形を探す場として始まりました。

その人の暮らしと制作が、無理なく並んでいくこと。
それが、この教室の出発点です。

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1)教室の起こり

ナホミモザイコの教室は、
「モザイクを習いたい」という声をきっかけに、2001年に始まりました。

イタリア留学から帰国した当時、
教えることは想定していませんでした。
けれど、制作を続ける中で、
美術が人の心を支え、強くすること
そしてモザイクには、特有の力があることを実感していました。

割って、並べて、迷い、また手を動かす。
その時間が、人の内側に静かな変化をもたらす。
「この感覚に、もう少しきちんと向き合ってみよう」
そう思ったことが、教室の始まりでした。

以来、かたちや名前を変えながら、
ナホミモザイコ・モザイクアート教室として、
制作と研究を続けています。

現在は、その実践を
日本芸術療法学会にて研究発表する活動にもつながっています。

2)アトリエについて

教室は、
昭和の民家を手入れしながら使っている
小さな自宅兼アトリエです。

決して広くはなく、
大きな作品に取り組める環境でもありません。
けれど、その分、
一人ひとりが自分の制作スタンスを見つけ、
静かに手を動かす時間が流れています。

ここは、特別な場所というより、
制作が生活の延長として続いていく場所
その感覚を大切にしています。

また年に1〜2回、
生徒同士が顔を合わせる小さな集まりや、
作品を持ち寄るプチ展示を行っています。

ふだんは少人数で制作する教室だからこそ、
趣味を通じて出会った仲間同士の、
肩の力を抜いた時間を大切にしています。

3)講師の役割について

この教室での講師の役割は、
答えを示すことでも、正解へ導くことでもありません。

目の前の制作に耳を澄まし、
その人の手の動きや迷いに共鳴すること
そして、必要なときにだけ、
制作が成立するための最終決定を支えること

配置や素材選びに迷いが出たとき、
「どうするか」を決めるのは本人です。
講師は、その判断が崩れないよう、
構造と技法の側から静かに伴走します。

4)イタリアで学んだこと

イタリアで学んだのは、
モザイクの技法そのものだけではありません。

古典が、
博物館の中に保存されるものではなく、
人の暮らしや信仰、時間の流れの中で
当たり前に使われ、更新され続けてきたという事実でした。

ラヴェンナの街で目にしたのは、
特別な芸術家だけでなく、
日々を生きる普通の人々の暮らしの中に、
自然と溶け込んでいるモザイクの姿でした。

アートと伝統が、
無理なく生活の一部として根づいていくこと。

完璧さよりも持続、
完成よりもプロセスを尊ぶ姿勢。

その感覚が、
帰国後の教室づくりの根底にあります。

5)日本で続けるための工夫

帰国後、
イタリアで学んだ古典モザイクを
そのまま日本で再現することは、現実的ではありませんでした。

住まいの広さ、生活のリズム、
制作にかけられる時間や環境。

日本の暮らしの中で続けていくには、
技法も、素材も、関わり方も
少しずつ調整していく必要がありました。

大理石だけでなく、
ガラスタイルや身近な素材を取り入れたのも、
「続けられる形」を探す中での選択です。

完成度やスケールを優先するのではなく、
生活の延長線上で、無理なく手を動かせること。

一度きりの体験ではなく、
時間を重ねていける制作であること。

そうした工夫の積み重ねが、
今のナホミモザイコ・モザイクアート教室のかたちにつながっています。

6)制作と研究について

制作を「表現の結果」としてだけでなく、
その過程に立ち会い、観察し、言葉にしていくことを大切にしています。

人はつくる時間の中で、
迷い、立ち止まり、また手を動かします。
その変化の積み重ねが、制作そのものの質を少しずつ変えていく。

教室で生まれるそうしたプロセスを、
研究としても丁寧に見つめ続けています。

もう少し詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。
岡田七歩美 経歴ページ
活動履歴一覧

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