みなさん、明けましておめでとうございます
「おめでりゅう」、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
はじめに
令和6年、能登半島での地震・津波が発生しました。翌日の夕食時も、ニュースに釘付けになっていると画面が羽田空港に遷移、飛行機火災の模様が映し出されました。空港のどこで事態が発生しているのか、地震被害が心配される中、TV局は人員不足のためか、何を伝えたいのか状況が不鮮明でした。新年幕開けに続いた大惨事、また家事ではございますが、大晦日に隣家高齢親戚の転倒救急搬送があったり、落ち着く暇もままならぬ中での惨事でした。
この度の災害でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
日本列島北から南へモザイクアート全校制作の旅
令和5年後半は、モザイクアートを通し目まぐるしく動きました。北は北海道、南は九州まで、日本全国の子どもたち約2,200人と学校モザイクを制作しました。周年記念行事におけるモザイクアート壁画全校制作は、2018年、青梅市立友田小学校からはじまりました。
2020年(令和2年)に始まったコロナ禍でそれまであたりまえの日常が一変し、人が集まることが難しくなりました。2023年(令和5年)5月、新型コロナウィルス療養は、感染症法上の5類へ移行し、感染対策が緩和されました。”みんなで力を合わせて形のあるものを作る”というモザイクアート(タイルアート)壁画制作は、3年の間に分断された子どもたち同士の交流や、学校と地域の行事等の絆回復に、相性が良いアート制作でした。
創立150周年
日本で初めて近代学校がつくられたのが1872年(明治5年)、その年と翌年に作られた学校が多いため、2022-2023年は創立150周年の小学校が少なくないそうです。ナホミモザイコでは、令和五年度内に全国3校の創立150周年行事の一環で、全校制作のモザイクアート壁画制作を指導させていただくご縁をいただいております。
・学校マスコット・全校モザイクアート制作〜創立150周年記念〜
モザイクと出会い早29年
モザイクの古都ラヴェンナでモザイクを学び早29年、いち芸術家としての経験が、地中海地方伝統のモザイク史跡がない日本において、大きな広がりが生まれつつある時代の流れに感謝せざるを得ません。
モザイクのかけら(モザイクピース・テッセラ)は小さくとも、みんなで力を合わせたら、いつの間にか大きな壁画アートが生まれます!モザイクは、何年も学校や、地域に残り、そのとき、あの時の気持ちを反映してくれる対象として、みんなの心に刻まれるでしょう。
おわりに
モザイクの目的は様々ですが、人類の文明とともに発展したモザイク芸術には、きっと、未来を光り輝かせる力を秘めていると感じます。平和への強い願いをこめ、令和6年新年のメッセージにさせていただきたい所存です。
今年は「辰」年、干支の中で唯一想像の動物です。キャラクター「モザイクナホミン」のコスプレ年賀状も、13年目、1サイクルしました。「辰年モザイクナホミン」の横には、天才絵師北斎85歳の時、小布施にて描いた天井画「龍図」を伴いました。
困難な世界状況を、モザイクとアートを通し日本のみなさんと力を合わせ、少しでも明るく希望に繋ぐ年になりますよう、本年も精進して参ります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
ナホミモザイコ
ナホミオカダ造形表現研究所 代表 岡田七歩美 令和6年1月7日
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